新潟芝1600mは外回りのコースで、ゴール前直線が659mと国内最長です。スタートしてから最初のコーナーまでに+2mの上り坂、4コーナーにかけて-2mの下り坂とアップダウンのあるコースです。
ゴール前直線が長いため、逃げ・先行馬には厳しいコースで、上り勝負になります。ただその分差し・追い込み馬が過剰評価されているため、いかに穴馬を見つけるかがカギとなるコースでもあります。
当てるだけであれば、前走速い末脚で差した馬や人気上位の馬を買えば良い、ということでもあります。
- 関屋記念(GⅢ)
- 新潟2歳ステークス(GⅢ)
当サイトでは過去5年(2016年~2020年)のデータをもとに3つの基準で評価しています。
①的中率:複勝的中率40%以上=◎,30%以上=○
②回収率:単or複回収率100%以上=◎,85%以上=○
③上記2つの基準を過去5年合計かつ3回以上クリア
1.買い・消しのポイント
新潟競馬場芝1600mコースの買いと消しのポイントは下記のとおりです。その根拠とデータを次から詳しく述べていきます。
買いポイント
1-1.前走芝・ハーツクライ系
ハーツクライ系の種牡馬にはハーツクライの他にダービー馬のワンアンドオンリーなど4頭ほどいます。
- ハーツクライ(2005年有馬記念、2006年ドバイシーマC等)
- ウインバリアシオン(2011年青葉賞、2014年日経賞等)
- ジャスタウェイ(2013年天皇賞秋、2014年安田記念等)
- ワンアンドオンリー(2014年東京優駿、2014年神戸新聞杯等)
- ケルンダッシュ(2016年北海ハンディキャップ1000万下)
ハーツクライはディープインパクトに先着した有馬記念のように中・長距離が強いイメージがありますが、最近では短距離系牝馬への種付けも増え同コースのようなマイルでも活躍馬が増えています。
父・ハーツクライ系は複勝率30%・単勝回収率158%、過去5年で4度単勝回収率プラスと素晴らしい好成績を残しています。
単勝人気別、クラス別問わず狙えるので、軸馬・紐馬・穴馬として万能ですね。
2-1.馬体重順位1位
馬体重順位が重い馬=筋肉量の多い馬=スタミナやパワーに優れている、ということです。
新潟芝1600mは新潟競馬場にしてはアップダウンのあるコースのため、スピードに加えてパワーのある馬の方が有利です。
馬体重順位1位の馬は複勝率31%、単勝回収率122%・複勝回収率99%と好成績。軸馬にはちょっと心もとないですが、紐や対抗馬としては優秀でしょう。
軸馬にするのであれば上位人気(単勝1~4番人気)がおすすめです。下位人気(単勝5番人気以下)は的中率こそ下がりますが、回収率はよく紐馬・穴馬として馬券に入れられます。
3-1.前走芝・上り3ハロン順位2位以内
新潟芝1600mは差し馬が有利です。その理由は下記2点です。
1.最初の直線が長く、先行勢の先行争いが激しくなるため
2.ゴール前の直線が長く、逃げ・先行馬が粘り切れないから
ただ差し馬が有利、というのは広く知られており差し馬は過剰人気気味です。
前走芝で上り3ハロン順位2位以内だった馬は複勝率こそ30%を超えていますが、回収率が50~60%台と儲かりません。的中率は高いので、紐馬として馬券に組み込みましょう。
3-2.前走芝・上り3ハロン順位2位以内(上位人気+関西馬)
差し馬が過剰人気ではありますが、上位人気(単勝1~4番人気)の単勝回収率は90%と及第点です。
さらにそのうち関西馬(栗東所属)は単勝回収率100%超え・複勝回収率90%と好成績。
一方関東馬(美浦所属)は複勝率は50%超えも回収率は80%前後と振るいません。
4-1.上位人気(単勝1~4番人気)
差し馬が強い=末脚の速い馬が強い=上位人気が強い、という図式が成り立ちます。
上位人気(単勝1~4番人気)は4年連続で単勝回収率が90%前後と逆らえません。
一方下位人気(単勝5番人気以下)は平均以下。ハーツクライ系など買える要素が無い限り、大穴は狙わないようにしましょう。
5-1.関西馬(栗東所属)+上位人気
関西(栗東所属)馬は過去5年で単勝・複勝回収率が基準値をクリア。
関東(美浦所属)馬は関西馬よりも的中率・回収率で大きく劣ります。
先ほど上位人気が強い、と書きましたので関西馬の上位人気のデータも載せておきます。
関西馬の上位人気は過去5年で単勝回収率100%&複勝回収率90%と馬券から外せない存在です。
消しのポイント
※消しのポイントはありません。
2.詳細データ(枠・騎手・厩舎・血統・人気)
※ここでは枠・騎手・厩舎・血統・単勝人気別の過去5年分のデータを記載しています。
複勝的中率を中心に順位を付けており、同率の場合は複勝回収率が高い方を上位にしています。
1.枠番別成績
1枠が若干不利で回収率も低めです。5~8枠の外目の方が、長い直線での先行争いで不利を受けにくいため有利。
2.騎手別成績
福永騎手や戸崎騎手などトップジョッキーが堅実に好成績を収めています。
3.厩舎別成績
関東の厩舎が多いですが、2020年リーディング1位の矢作芳人厩舎もランクイン。
4.種牡馬別成績
トップのノヴェリスト以外はほぼサンデーサイレンス系。先ほどご紹介したハーツクライはトップ10の中で単勝回収率がトップの176%。
5.単勝人気別成績
上位人気が強く、回収率も高めです。下位人気もせいぜい10番人気までで、それ以降はほとんど馬券に絡んでこないため、切って良いでしょう。
3.新潟芝1600m まとめ
買いポイント
消しポイント
※新潟芝1600mの消しポイントはありません。
コメント