新馬戦でもデータで予想~食わず嫌い解消予想法第二弾!~
「新馬戦はデータが無いから予想しようがない」って思ってませんか?確かに初めて本番のレースを走る馬たちだし、血統とか馬の体つきとか言われてもそんな難しいことはわからないし…と私も思ってました。
でもデータをきちんと掘り下げれば、難解に思える新馬戦も的中に繋がるデータはたくさんありますよ♪ここでは新馬戦の予想のお助けデータをご紹介します!
※データは2016年1月~2018年12月の約3年分を集計したものを使用しています。データ数が少ない要素は10レース以上としております。ご了承下さい。
1.新馬戦の予想に必要な要素は?
私が重視する要素は以下の2つです。以下の2つは特に新馬戦では重視すべきポイントだと思っています。それ以外の要素についてはコースごとに異なるため別の記事を参照頂ければと思います。
2.種牡馬:芝・ダートコースでの傾向
1ー1.調教師
私は血統(種牡馬)よりも、新馬戦においては調教師を重視すべきだと考えています。「え、新馬戦って血統が重要なイメージがあるのに…」って思っても不思議ではありません。競馬は血統のスポーツ、とも言われているくらいですから。
しかしプロ野球でも鳴り物入りで入団したドラフト1位の選手が鳴かず飛ばず…なんてことも珍しくないように、その後どう鍛えるか、の方が重要です。新馬をいかに鍛えて勝たせるか、それが得意な調教師は成績にも如実に表れています。またデータ的に新馬戦では調教師を重視した方が的中するし、儲かるんですね。データを見て頂ければ一目瞭然です。
【新馬戦:調教師成績データ】※2016年1月~2018年12月の期間で10レース以上出走のデータを抜粋
なんと美浦トレセン所属の堀調教師が新馬戦での複勝率が81.0%!しかも1着率も50%と非常に優秀な数字です。もともと堀調教師はリーディング上位(2017年4位、2018年4位)ですので人気もしますが、それを差し引いても非常に優秀な成績です。さらに単勝回収率・複勝回収率ともに100%を優に超えており、儲けさせてくれる調教師と言えるでしょう。
堀調教師以外にも的中率が高く、単勝・複勝回収率の高い調教師がいることが分かりますね。こういった調教師を中心に馬券を検討することが馬券成績の向上の繋がること間違いなしです。
芝コースとダートコースではどうでしょうか?芝コースでは引き続き堀調教師が1位ですが、ダートコースでは藤原英昭調教師が上位に来ています。芝・ダート両方を得意とする調教師もいれば、どちらかが得意な調教師もいることが分かりますね。
【芝コース】 【ダートコース】
次に単勝人気別で調べてみましょう。ここでは単勝1番人気とそれ以外で見てみます。単勝1番人気の成績が高いほど人気に応えられる=本命馬にしやすい、単勝2番人気の成績が高いほど穴を空けやすい=ヒモ馬にしやすい、と言えるでしょう。単勝1番人気では勝率・複勝率ともに高いのは友道調教師!なんと勝率が7割を超えています。単勝2番人気以下では文句なく堀調教師。単勝2番人気以下なのに、勝率5割超え・複勝率は8割超えと正に圧巻の成績を残しています。
【単勝1番人気】 【単勝2番人気以下】
1-2.種牡馬
種牡馬を重要視するのはある意味当然ですが、新馬戦で重要になってくるのは「仕上がりが早いかどうか」ということです。もっと言うと「早熟型か、晩成型か」ということですね。何度もレースに出て徐々に成長する馬もいれば、すぐに成長して上級レースに出られる馬もいます。これは種牡馬の特性としても顕著に出るポイントなのです。そのため新馬戦で成績が良い種牡馬というのは「早熟型」というわけです。
細かいコース適性についてはコース別分析をご参照頂ければと思いますが、新馬戦における芝・ダートそれぞれの種牡馬別成績を載せておきます。コース別分析で上位の種牡馬なのに下記で表記が無いということは「新馬戦向きの種牡馬ではない」ということですのでご注意くださいね。
【芝コース】 【ダートコース】
2.まとめ
いかがでしたか?難しい新馬戦もデータの傾向、特に調教師でははっきり分かれていることがわかったかと思います。新馬戦と言えども積極的に狙っていきたいですね!
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