過去5年データから買いと消しのポイントと予想に役立つ視点をお届け!
コース別に「買い」と「消し」のポイントと、脚質の傾向、枠順や騎手・調教師、
単勝人気別のデータをご紹介します!
このサイトでは過去5年のデータをもとに下記基準で評価しています。
判定 | ○ | ◎ |
複勝率的中率 | 30-40% | 40%以上 |
単勝or複勝回収率 | 85-100% | 100%以上 |
新潟ダート1200m 概要
新潟ダート1200mは高低差0.6mのほぼ平坦なコースです。
芝スタートでスピードが出やすいことと最後の直線(353.9m)よりも1コーナーまでの直線が長いことで先手争いが激しくなる傾向があります。
そのため他のダート短距離と比較して2勝以上の上級クラスでは逃げ馬がいまいち。先行・差し馬が台頭します。
- なし(オープン特別でNST賞・越後ステークス等)
新潟ダート1200m 買い&消しのポイント
○買いのポイント
- 単勝1番人気+8-10月
- 関西馬(栗東所属)
×消しのポイント
- 距離延長
新潟ダート1200m 買いのポイント
買いのポイント①:単勝1番人気+8-10月
新潟競馬場は平坦で直線が長いため、展開でマギれることが少ないコースです。
スピードの無い馬は途中で追いつかれて先手を取れませんし、スタミナの無い馬はスピードを維持できずゴール前で失速します。
そのため能力のある馬が順当に勝ちやすいコースで、それが1番人気の成績にも反映されています。
この傾向は中央4場(東京・中山・京都・阪神)の開催がない夏により顕著。その理由は中央4場が開催されない時期は新潟が表開催となるため有力馬がより集まりやすいためです。
データを見ると夏(8-10月)の1番人気はより勝ち切れることが見て取れますね。馬連・3連複よりも馬単・3連単の1着固定で狙うと良いでしょう。
新潟ダート1200m・夏の単勝1番人気が買いの理由 まとめ
- 平坦で直線が長いため展開でのまぎれが少なく能力のある馬が順当に勝つ
- 夏は中央4場(東京・中山・京都・阪神)が開催されないので有力馬が集まりやすい
買いのポイント②:関西馬
競馬界には「西高東低」という言葉があります。これは栗東所属(関西)の馬のほうが、美浦所属(関東)の馬より強い、という意味です。
過去5年の全レースデータでみると明らかに関西馬>関東馬となっており、その差が見て取れます。
関東馬
関西馬
なぜここまで差が出るのでしょうか?
関西馬が強い理由は「栗東トレーニングセンターの坂路調教の負荷が高い」からです。
競走馬を調教するときに利用されるのが坂路=坂道で、人間のアスリートでいう坂道ダッシュを競走馬もさせられます。
この坂路が栗東トレセンのほうが美浦トレセンよりも坂道が急であるため、関西馬のほうがトレーニング負荷が高く能力に差がつく…というわけです。
※美浦トレセンの坂路の高低差=18m VS 栗東トレセンの坂路の高低差=32m
新潟ダート1200mでも先ほどの単勝1番人気+8-10月という条件に「関西馬(栗東所属)」という条件を加えるとさらに成績が向上。鉄板ながら回収率も高く美味しい存在です。
関西馬が強い理由 まとめ
- 栗東トレーニングセンターの調教用坂路の高低差が美浦より大きく、トレーニング負荷が高まり能力に差が出るため。
新潟ダート1200m 消しのポイント
消しのポイント①:前走から距離延長(前走1200m未満)
今回が1200mだとすると、前走が1000mや1150mのように距離が短いレースだった場合成績が落ちます。
感覚的に理解できると思いますが、いつもより長い道のりを歩くと疲れるように競走馬も慣れた距離より長いレースだとスタミナが続きません。
特に競走馬は走る距離が分からないため前走の感覚で走る(と思われる)ので、より前走レースの距離が重要です。
新潟ダート1200mに限らずどのコースでも見られる傾向で、前走と同距離だった馬・前走から距離短縮となった馬よりも明らかに成績(回収率)が落ちます。
※大穴による影響を除くため単勝オッズ50倍未満で抽出
前走が1200m未満(距離延長)
前走が1200m(同距離)
前走が1200m超(距離短縮)
距離延長が消しの理由 まとめ
- 馬は前走の感覚で走るため、前走より長い距離だとスタミナの消耗が激しい
- 新潟ダート1200mは直線が長いためスピードを持続させるスタミナが必要
新潟ダート1200m 傾向データ
1.脚質別データ
逃げ馬が強いコースです。他のダート短距離(1300m以下)レースと同じような傾向で、先手を取った馬が圧倒的に有利です。
ただし最初の直線が長く先手争いでスタミナを消耗しやすいので、上級クラスではそこを突いた先行~差し馬勢が躍動。
2.枠番別データ
ダートレース全般に言えますが砂を被りにくい外枠が有利です。
3.血統データ
芝とダート両方に強いキングマンボ系のアポロキングダム産駒がトップ。
他同じくキングマンボ系のホッコータルマエ産駒、サンデーサイレンス系のエスポワールシチー等スピード血統が目立ちます。
4.騎手・調教師データ
騎手では今村聖奈騎手が1位。今村騎手は新潟ダート1200mでもっとも勝ち星を挙げており得意のコース。今後も狙えるでしょう。
調教師では中舘英二調教師が1位。中舘師はダートでの勝ち星が多く、特に中山ダートを得意とされています。新潟ダート1200mだけでなく中山ダートでも注目ですね。
5.単勝人気別データ
買いのポイントでも述べたように単勝1番人気が強く単勝・複勝回収率ともに平均超え。
6.傾向データまとめ
①枠番:砂の被りにくい外枠が良い。
②血統:サンデーやキングマンボ系等のスピード血統が強い。
③騎手・調教師:今村騎手は買い目に入れて損はない。中舘厩舎はダート全般で買い。
④単勝人気:1番人気が強い。馬券の頭にすると回収率向上。
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