新潟芝1000m予想のポイント | 片手『馬』競馬

【2021年8月更新】新潟芝1000m すぐわかる!予想のポイント

新潟芝1000mは国内唯一の直線コースで、毎年7月にアイビスサマーダッシュ(GⅢ)が実施されます

コースの前半は高低差1m前後のゆるやかな勾配、後半は平坦になっており、短距離らしく前半から飛ばしていくハイペースになりやすい傾向です。

当サイトでは過去5年(2016年~2020年)のデータをもとに3つの基準で評価しています。
①的中率:複勝的中率40%以上=◎,30%以上=○
②回収率:単or複回収率100%以上=◎,85%以上=○
③上記2つの基準を過去5年合計かつ3回以上クリア

1.買い・消しのポイント

新潟競馬場芝1000mコースの買いと消しのポイントは下記のとおりです。その根拠とデータを次から詳しく述べていきます。

馬券ポイント

買いのポイント
1.外枠(7・8枠):的中率△/回収率◎

  開催日次5日目以降:的中率△/回収率◎
2.単勝1・2番人気:的中率◎/回収率○
3.前走ダート・下級条件:的中率✕/回収率○
4.キングマンボ系:的中率△/回収率◎
  ロードカナロア産駒:的中率
○/回収率◎

消しのポイント
1.内枠(1・2枠)の下位人気

買いのポイント

1-1.外枠(7枠・8枠)全体データ

新潟芝1000mコースでは外枠が有利です。その理由は下記2点です。
①外ラチを目印にしてまっすぐ走りやすいため
②外枠は新潟芝1000mでしか使用されず内枠と比べて荒れにくいため


実際『新潟芝1000mは外枠を狙え!』というのは広く知られており、データ上でもはっきり表れています。

2020年こそ単勝回収率は落ち込んだもののそれ以外では平均以上です。

さらに外枠(7・8枠)の複勝回収率は過去5年全て基準値(85%)を超えており、穴馬券の軸にできますね。

1-2.外枠(7・8枠)開催5日目以降

外枠が有利な理由は芝1000mでしか使われない部分で荒れにくいから、と書きました。

つまり内枠が荒れる開催後半(5日目以降)では外枠有利の傾向が強まるか検証してみました。

結果は開催前半(1~4日目)では複勝回収率が80%前後と落ち込んだのに対して、開催後半(5日目以降)の外枠(7・8枠)複勝回収率は2017年以外は全て100%超え!見つけ次第狙うべきですね。

2-1.単勝1・2番人気

新潟芝1000mは脚質に関わらずスピードのある馬が有利なので、能力のある馬が人気になりやすい傾向にあります。

特に単勝1・2番人気は単勝・複勝回収率共に基準値を超えており、特に単勝は100%と優秀です。

3-1.前走ダート(全体データ)

前走ダートでバテた馬が、スタミナを消耗しにくい芝で一変することはよくあります。新潟芝1000mもずっとスピードを維持できるスタミナを必要とする特殊なコースのため、前走ダートの馬が穴を開けやすいのでしょう。

実際前走ダートの馬の成績を見てみると、的中率こそ低いものの単勝・複勝回収率共に基準値をクリアしています。ムラこそありますが前走ダートの馬は過去5年で3回基準値を超えており、紐に加えても良いでしょう。

3-2.前走ダート(クラス別)

前走ダート馬の成績をクラス別で見てみると、下級条件(2勝クラス以下)の方がより成績が良いことが分かります。上級クラスになるほど短距離のスペシャリストが増えレベルが高くなるため、条件替わりでの一変が期待しにくくなるためです。上級クラス(3勝クラス以上)ではほとんど馬券に絡んでおらず消しの対象です。

4-1.キングマンボ系(全体データ)

キングマンボ系と言えばキングカメハメハやロードカナロアなどが有名です。キングマンボ系は芝の中距離レースだけではなく、ダートや短距離にも幅広く適性を示しています。

新潟芝1000mでもキングマンボ系は強く5年トータルで単勝・複勝回収率共に100%超え。上位人気から下位人気まで幅広く的中があるため、本命党から穴党までお勧めの種牡馬です。

4-2.ロードカナロア産駒

キングマンボ系の中でも現役時代最強スプリンターとして名を馳せたロードカナロアの産駒は5年で同コース9勝とトップクラスの成績を残しています。

こちらも人気に関わらずプラスですが、上位人気(単勝1~4番人気)は3年連続で単・複回収率ともに100%超え&複勝的中率8割弱と圧倒的な成績です。見かけたら即馬券の軸にして良いでしょう。

消しのポイント

1.内枠(1・2枠)の下位人気

新潟芝1000mは外枠が有利、と先ほど書きましたが逆を言えば『内枠は不利』ということです。直線を走る目印もなく他のレースで馬場が荒れているためです。

実際に1・2枠の成績を見てみると複勝的中率は10%もなく、回収率に至っては40%前後とまったく振るいません。

人気別で見てみると下位人気(単勝5番人気以下)はさらに成績を落としています。馬券としては『切り』でしょう。馬券に入れるならせめて上位人気(単勝1~4番人気)にしましょう。

2.詳細データ(枠・騎手・厩舎・血統・人気)

※ここでは枠・騎手・厩舎・血統・単勝人気別の過去5年分のデータを記載しています。
複勝的中率を中心に順位を付けており、同率の場合は複勝回収率が高い方を上位にしています。

1.枠番別成績

前述したとおり外枠に行くほど成績が良い傾向にあります。特に8枠は馬券から外せません。

2.騎手別成績

外国人騎手があまり騎乗しない条件のため、若手・中堅騎手の躍進が目立ちます。

3.厩舎別成績

関東の矢野厩舎が複勝率1位!複勝率40%と馬券から外せません。全体的に関東厩舎のランクインが多いですね。

4.種牡馬別成績

前述したとおりロードカナロア産駒が強く、ダートに強いイメージのあるアドマイヤムーンやアイルハヴアナザーも上位に食い込んでいるのが特徴です。

5.単勝人気別成績

前述したとおり単勝1・2番人気の回収率が高めです。ただ6~8番人気の下位人気の馬券率も高く、穴馬もそれなりに突っ込んでくるので上位人気と下位人気の組み合わせで買うのが良いでしょう。


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