過去5年データから買いと消しのポイントと予想に役立つ視点をお届け!
コース別に「買い」と「消し」のポイントと、脚質の傾向、枠順や騎手・調教師、
単勝人気別のデータをご紹介します!
このサイトでは過去5年のデータをもとに下記基準で評価しています。
判定 | ○ | ◎ |
複勝率的中率 | 30-40% | 40%以上 |
単勝or複勝回収率 | 85-100% | 100%以上 |
新潟芝1000m 概要
新潟芝1000mはJRAでは唯一の直線コースです。
完全な平坦ではなく、スタート直後から600mくらいまでは高低差1mのアップダウンが2回続くため単純なスピード勝負ではなくむしろスタミナ勝負になるところがポイント。
外枠は新潟芝1000mでしか使われないため荒れておらず、外ラチ(柵)に沿って走れるメリットもあり昔から外枠有利となっています。
逃げ馬が有利ではありますが、他の1200mコースと勝率などは大差ありません。
- アイビスサマーダッシュ(G3)
新潟芝1000m 買い&消しのポイント
○買いのポイント
- 7-8枠+単勝オッズ50倍未満
- 父・サンデーサイレンスを含まない血統
×消しのポイント
- 1-2枠
- 単勝オッズ50倍以上
新潟芝1000m 買いのポイント
買いのポイント①:外枠(7-8枠)+単勝オッズ50倍未満
過去5年のデータを見ると7・8枠が複勝率32.7%、複勝回収率が95.5%と明らかに外枠有利です。
新潟芝1000mで外枠が有利な理由は下記2点。
- 外枠部分は新潟芝1000mでしか使われず芝が荒れない
- 外ラチ(柵)が目印となって馬が走りやすい
よってここまであからさまに外枠有利となっているわけです。
ただし外枠だからと言って大穴を狙うのは禁物。7-8枠でも単勝オッズ50倍以上の大穴馬は過去5年で95頭いながら0勝・1連対と散々な成績。大穴狙いは控えましょう。
逆に単勝オッズ50倍未満だと複勝回収率は100%超え!軸として狙えます。新潟競馬場は中央4場(東京・中山・京都・阪神)が開催されない時期がメイン開催のため、レベルの高い馬が集まりやすい。そのため人気馬が順当に勝つことが多く、穴馬がこない傾向があります。
買いのポイント②:父・サンデーサイレンスを含まない血統
父にサンデーサイレンスの血を持たない馬と持つ馬の成績を見てみましょう。勝率・複勝率もそうですが回収率に大きな差があります。
父・サンデーを含まない血統+単勝オッズ50倍未満
父・サンデーを含む血統+単勝50倍未満
なぜここまで差が出るのでしょうか?それは以下2点の理由からです。
- 新潟芝1000mはスピードを持続させるスタミナ勝負のコース
- 一方サンデーサイレンス系が得意とするのは「最後の直線で一気に加速する鋭さ」
新潟芝1000mはコーナーが無いため他のコースのようにスピードを緩めて一息入れるポイントがありません。そのためスピードを持続させるためのスタミナが何より重要です。
一方サンデーサイレンス系は最後の直線で一気に他の馬をごぼう抜きにして抜き去る「加速力」が武器。そのためスタミナ勝負となる新潟芝1000mとは相性が悪いのです。
新潟芝1000m 消しのポイント
消しのポイント①:1-2枠
買いのポイントとは真逆で、内枠は狙えません。
新潟芝1000mの1-2枠は、他の新潟芝コースでは最後の直線の内側になります。そのため他のレースでもよく通るため荒れているわけですね。
データで見ても外枠とはかなり差があり狙えません。たまに大穴が突っ込んでくることがあるくらいです。
単勝オッズ50倍未満で絞っても多少改善されたくらいでほとんど狙えません。
消しのポイント②:単勝オッズ50倍未満
こちらも買いのポイントと逆で大穴は狙えません。
先述したとおり新潟競馬場は実力馬が集まります。そのため人気上位が順当に勝つことが多く、超大穴は狙いにくい。人気がないのはそれなりの理由があるということです。
新潟芝1000m 傾向データ
1.脚質別データ
逃げ馬が強いコースです。他の芝短距離(1300m以下)レースと同じような傾向で、先手を取った馬が圧倒的に有利です。出遅れると距離が短い分リカバリーがききません。
2勝クラス以上の上級条件で見ると逃げ馬の連対率・複勝率がさらに向上。逃げを打てる馬を選ぶのが的中への近道ですね。
2.枠番別データ
買い・消しのポイントで書いたように外枠有利・内枠不利の傾向がはっきり見て取れます。外枠は馬券から外せません。
3.血統データ
これも買いのポイントでも述べたように芝で圧倒的な成績を残しているサンデーサイレンス系が振るいません。
一部ダイワメジャー産駒もランクインしていますが、回収率がついてきておらず微妙です。
一方ダートでも強いキングマンボ系のロードカナロア産駒は素晴らしい成績で積極的に狙いましょう。
4.騎手・調教師データ
有名どころがあまり参戦しないせいか若手騎手やマイナー厩舎がランクイン。
騎手・厩舎よりも枠や血統で取捨選択をするのが良いでしょう。
ただし津村騎手・丹内騎手はずっと新潟芝1000mを得意としており注目しておくと良いでしょう。
5.単勝人気別データ
前述したとおり単勝1・2番人気の回収率が高めです。一方で6~8番人気の下位人気の馬券率も高く、穴馬もそれなりに突っ込んでくるので上位人気と下位人気の組み合わせで買うのが良いでしょう。
6.傾向データまとめ
①枠番:外枠(7-8枠)は馬券から外せない
②血統:サンデーサイレンス系以外、特にロードカナロア産駒は狙い目
③騎手・調教師:重視しなくても○だが、津村騎手・丹内騎手はマークしておいてよい。
④単勝人気:上位人気(単勝1・2番人気)と中穴人気(単勝6-8番人気)の組み合わせが○。
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