ディープインパクト系 狙い目5選&切りどころ5選 | エクセル競馬~データ分析を極める!~

ディープインパクト系 狙い目5選&切りどころ5選

予想する方法は?

ディープインパクトはGⅠでは狙えない!?

ディープインパクト…競馬を知らない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか?史上6頭目のクラシック3冠馬(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)、GⅠ7勝…圧倒的な実績を打ち立てながら2006年に惜しまれつつ引退、2007年種牡馬入りし、正に王道中の王道を歩んだ名馬です。

種牡馬としても圧倒的な実績を残しており、2012年~2018年までの7年連続種牡馬ランキングで1位を獲得し続けておりまさに種牡馬としても『怪物』級の活躍です。

種牡馬の実績としても申し分なのですが、一方で「ディープインパクトの仔」というだけで過剰に人気するイメージも付きまといます。そこでディープインパクトの血を受け継ぐ馬はどのような時に狙うべきなのか?どんな時に切るべきなのか?をここで明らかにしていきます!

…タイトルの内容は読み進めていけば分かります(笑)。

0.競走馬全体とサンデーサイレンス系全体の成績

前回でもお伝えしましたが、比較対象として過去5年の全レースデータとサンデーサイレンス系のデータを載せておきます。
前回の記事をまだご覧になっていない場合はこちら↓をまずご覧ください。

サンデーサイレンス系の種牡馬を斬る!全体編
サンデーサイレンス系の種牡馬はどのような特徴を持つか? 日本の競馬界を席巻しているサンデーサイレンス…サンデーサイレンスを知らなくても、ディープインパクトは知ってますかね?そのディープインパクトのお父さんこそ、サンデーサイレンスなのです!...

【過去5年の全レースデータ】

競争馬全体をランダムに購入しても単勝は約14レースに1回・複勝は約5レースに1回的中する計算になります。(赤く囲まれた部分を参照)

【過去5年のサンデーサイレンス系産駒の全レースデータ】

サンデーサイレンス系で見ると、芝のレースと牝馬の成績が全体よりも高いことが分かりますね。
サンデーサイレンス系のポイントは下記の4点です。

サンデーサイレンス系の狙い目ポイント
1.競馬場:芝コースは北海道&中央4場/ダートコースは北海道

 2.距離:芝コースは1600m~2400m/ダートコースは1700m以上
 3.クラス:芝コースの新馬戦、1000万下~オープンクラス
 4.馬齢:2歳、4歳

1.ディープインパクト系の種牡馬と全体成績

最初に説明しておくとディープインパクト系とは「ディープインパクトが父親、もしくは祖父以前の父系の血のつながりを持つ馬」のことです。
まずはディープインパクト自身とディープインパクトの血を持つ種牡馬の一覧と産駒の成績を見てみましょう。

【ディープインパクト系種牡馬一覧】

【ディープインパクト系産駒成績】

ディープインパクト系の種牡馬はディープインパクト自身を入れて8頭です。ディープインパクト以外は産駒が少ないので、まだまだ頭数は少ないのですがディープインパクトほどの種牡馬はまだ出ていない、というのが実情です。

2.ディープインパクト系の狙い目5選

※データ期間:2014年2月1日~2019年1月20日 約5年分のデータで検証しています。

1.芝コースの新馬戦+京都・阪神・中京(東京)コース or 関西馬

サンデーサイレンス系は早熟の傾向がありますが、ディープインパクト系はその特徴がより際立っています。
下記データの通り、複勝率はディープインパクト系全体平均の約10%も高い数値です!
【ディープインパクト系 新馬戦成績】

さらに場所別で見ると京都・阪神・中京が良く、次点で東京コースですね。
【ディープインパクト系 新馬戦・競馬場別成績】

また所属別で見ると栗東所属の関西馬>関東馬となっていますね。
栗東トレセンの坂路は美浦トレセンの坂路よりも負荷がかかるので、筋肉が付きやすいディープ系には相性が良いのでしょう。
【ディープインパクト系 新馬戦・所属別成績】

2.昇級戦・降級戦+前走新馬勝ち

ディープインパクト系以外も含めた全体の傾向として降級戦>昇級戦>同じクラスの順で成績が下降していきます。
昇級戦は苦戦するイメージがありますが、成長著しい若い2・3歳馬が勝ち上がって挑むことが多く、成績が良いのでしょう。
【参考データ 全競走馬 前走からのクラス別成績】

ディープインパクト系で見てみると、なんと降級戦よりも昇級戦の方が勝率が上です。もともと早熟なので才能のある産駒は成長スピードも早く昇級戦も苦にしません。逆に言うと同じクラスでもがいている馬は才能がなく勝ち上がれない、とも言えます。
【ディープインパクト系 前走からのクラス別成績】

さらに昇級戦の中でどのクラスを勝ち上がったか、前走クラスで見てみると新馬戦勝ちの馬が圧倒的に成績が良く、馬券でも1着付け・2着付けの馬単・三連単でも狙えますね。
【ディープインパクト系 前走1着馬の前走クラス別成績】

3.芝1500m~2400m

ディープインパクト自身はクラシック3レース(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)を全て勝っています。距離は皐月賞が2000m、日本ダービーが2400m、菊花賞が3000mと中長距離が強いイメージがあり、実際に産駒も中長距離を得意としています。
【ディープインパクト系 芝コース・距離別成績】

4.キャリア数15戦以下+6歳以下

ディープインパクト系は早熟だ、と何回か書いてきましたが逆に言うと劣化が早いということでもあります。こなしたレース数が少なく、酷使されていない馬ほど成績が良いのは感覚的にも正しいです。具体的なキャリア数で言うと15戦以下なら狙い目、と言えます。
【ディープインパクト系 キャリア数別成績】

また酷使されずにレースに出走してきた馬は、わりと高齢でも成績は落ちません。下記データはキャリア数15戦以下の馬の年齢別の成績です。キャリア数が15戦以下なら6歳馬までなら馬券で狙えますね。
【ディープインパクト系 キャリア15戦以下の馬齢別成績】

5.前走上がり3ハロン順位2位以内+前走4コーナー通過順位前から2/3位以内

ディープインパクト自身は最後のカーブを曲がって、一気に鋭い末脚で他馬をごぼう抜き…というレースをしていたイメージがあり、産駒も同様に切れ味鋭い馬が多いです。前走で上り3番手以内だった馬は連対率が約3割・複勝率が約4割超えとかなり抜きんでています。
【ディープインパクト系 前走上がり3ハロン順位別成績】

さらに前走4コーナー通過順位が中団から前、具体的には前走での4コーナー通過順位が全頭の中で前から2/3番手以内なら複勝率が約5割と馬券から外せない存在です。特に前から1/3頭以内の場合は連対率でも4割を超えて、単勝回収率でも111%と単純に該当馬の単勝を全頭購入しても儲かっている計算です。
【ディープインパクト系 前走上がり3ハロン2位以内だった馬の前走4コーナー通過順位別成績】

3.ディープインパクト系の切りどころ5選

1.ダートコース全般

ディープインパクト系は芝が強い反面ダートはイマイチ…というのは何となく想像がつくと思います。実際データで見ても、芝コースと比較して複勝率では12%も低い数値です!ここまでいくと普通の馬と何ら変わりません。
【ディープインパクト系 全体成績 ※青枠がダートコースの成績】

ディープインパクト系の産駒は芝コースでの活躍を期待されて生産されており、わざわざ適正が低そうなダートを走らせたい競馬関係者はいません。それなのにダートを走らせるのは脚元に不安があるとか、調整不足だとかマイナスの要素が付きまとうためです。

2.馬体重419kg以下 ※牡馬・牝馬どちらも

ディープインパクト系に限らずサンデーサイレンス系は早熟傾向にあり筋肉が付きやすい血統です。つまりその分体重が増えやすいのですが、ディープインパクト系で体重が軽いということは筋肉がついておらずディープインパクト系の強みを持たないということです。

馬体重が419kg以下の馬は複勝率がディープインパクト系の平均を大きく下回っており、回収率も振るいません。
【ディープインパクト系 馬体重別成績】

3.1300m以下&2500m以上のコース

さきほど芝の1500m~2400mのコースが狙い目だと書きましたが、裏を返せばそれ以外のコースでは不振ということです。
下記データの通りスプリントと長距離が不振で、特に1300m以下は並みの馬以下です。
【ディープインパクト系 距離別成績】

長距離については特に中山芝2500mコースと福島芝2600mコースが不振です。どちらも癖の強いコースで、そのコースでしか走らない血統や馬がいるため、逆に王道のコースに強いディープインパクト系が足をすくわれる結果になることが多いです。

4.キャリア16戦以上&条件戦 ※逆に障害戦は狙い目

これも先ほど書いた狙い目条件の一つ「キャリア15戦以下」の反対です。16戦以上に出走した馬は消耗のせいなのか筋肉が固くなってしまったせいなのかはわかりませんが、ガクッと成績を落としてしまいます。
【ディープインパクト系 キャリア数別成績】

さらにクラス別で見ると500万下~1600万下の条件戦が特に悪く、「並みの馬以下」と言えます。勝ち上がってオープン入りできない馬がもがいているうちにどんどん能力を落としている…という辛い状況に陥っているんでしょう。
【ディープインパクト系 キャリア数別成績】

逆に障害戦ではキャリア16戦以上の馬でも活躍できています。しかも回収率も高く意外に狙い目と言えるでしょう。

5.古馬GⅠレース ※特に牡馬

これは意外かもしれませんね。ディープインパクト系は芝のGⅠレースの中心になっているイメージがありますが、古馬混合・古馬のGⅠでは非常に苦戦しています。2歳限定のGⅠでは無双状態なのが、古馬・古馬混合戦になると一気に成績が落ちます。
【ディープインパクト系 GⅠ馬齢クラス別成績】

さらに牡馬・牝馬で見てみると、なんと古馬GⅠで牡馬は1着なし!という衝撃的な結果が…。

【ディープインパクト系 GⅠ馬齢クラス別成績】※牡馬

【ディープインパクト系 GⅠ馬齢クラス別成績】※牝馬

GⅠレースで『意外と荒れるなぁ』と思ったら、それは古馬GⅠを苦手とするディープインパクト系が上位人気だったからかもしれませんね。

 

4.ディープインパクト系のまとめ

どうでしょうか?ディープインパクト系の狙い目・切りどころが何となくわかったのではないでしょうか?
こうしてデータで検証してみると、イメージ通りの部分と実は狙えない部分とはっきりわかりますね。
是非次のレースから参考にしてみてください♪

 

ディープインパクト系 狙い目5選
1.芝コースの新馬戦+京都・阪神・中京(東京)コース or 関西馬
2.昇級戦・降級戦+前走新馬勝ち
3.芝1500m~2400m
4.キャリア数15戦以下+6歳以下
5.前走上がり3ハロン順位2位以内+前走4コーナー通過順位前から2/3位以内
ディープインパクト系 切りどころ5選

1.ダートコース全般
2.馬体重419kg以下 ※牡馬・牝馬どちらも
3.1300m以下&2500m以上のコース
4.キャリア16戦以上&条件戦 ※逆に障害戦は狙い目
5.古馬GⅠレース ※特に牡馬

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